2017年2月11日土曜日

映画『サバイバルファミリー』ロケ現場紹介

2017年2月11日に劇場公開された矢口史靖監督作品
サバイバルファミリー
(公式サイトへ飛びます)

個人的には過小評価された感が否めないこの大作!
今回、この作品の3場面にエキストラとして参加させていただきました!
ということで、ロケ地紹介を含めた備忘録です。
エキストラ参加における注意事項
◆自分が何処を通じて来たエキストラなのかを言えるようにしておく◆
現場によっては事務所ごとに役を割り当てたり整理をする場合があります。キチンと身元を言えるようにしておきましょう。

◆説明を正確に聞き、現場では邪魔にならない行動をとる!◆
なぜ自分たちがボランティアエキストラとして参加させてもらっているのかをよく考えましょう。

◆現場の様子やキャストさんの撮影などはもってのほか!!◆
遊びではありません。自分たちも仕事をしているという意識を!スタッフさんから自発的に許可が出ない限り厳禁です!
ただし個人の経験上、「ロケ弁を記念に撮影」程度は全く大丈夫でした。


まず、鈴木一家が空港に着いてイザコザを目撃するシーン。
ここは、羽田空港へ向かう「新整備場駅」前の道路が使われました。
このシーン、突き当たって左に2名、スタッフさんが写ってるんですよね…。笑

2015年11月22日(日) 朝7:00集合でした。

ここで突如、スタッフさんからアナウンスが!
「20代位の男性はいらっしゃいますか??」
それは急遽、警察官役のオファーでした。
その場にいた数名が手を挙げ、その場で避難民から警察官へと格上げ(笑)
こんなこともあるんですね。。。

このシーンについてちょっとしたトリビアを。
警察官vs避難民で乱闘が起きるシーンで、
空港の内側からフェンスを介して撮影しているようなシーンがあります。
これって、いくら大作映画の撮影とはいっても難しいアングルですよね。
普通に考えたら離着陸や関係者の安全を考えてフェンスから向こう側へは行けないはず…。
実は、このシーンはこうやって撮影されていました♪

絵が悲劇的なまでに下手でごめんなさい。
分かりますか?実は、偽物のフェンス越しに撮影していたんです!!


そして次は、海老名サービスエリアのシーン
ここは、ロングウッドステーション(千葉県長生郡長柄町)という多目的広場が使われました。
前述した羽田空港前での撮影から2日後の11月24日(火)に撮影。

映画『グラスホッパー』のハロウィーンのシーンでも渋谷のスクランブル交差点として使われるなど、
映画で別の場所としての合成目的で使われることが多いみたいです。

また、私の大好きなミュージックビデオでも使われました。
「OK Go - I Won't Let You Down - Official Video」

また、ここのシーンでは、削除シーンが存在します。
というのも、私が参加したシーンの一部が全く使われていなかったからです。
それは、現場に着いてから最初に撮影したシーンでした。
サービスエリアに着いた鈴木一家だったが、扉を開けようとするも鍵がかかっていた。
横へ目をやると、そこには沢山の避難民が座り込んで暖を取っていた。
その中に、心配そうに壁の張り紙を見つめる中年の夫婦が。
壁一面に貼られた紙切れには、名前と共に安否や現在の避難場所が記されていた。
確か前半部分は本編にもあったのですが、後半の紙切れのシーンがなかったと記憶しています。
その後、お母さん(深津絵里さん)が荷物をさりげなく隠すシーンまでは同じ場所で撮影されましたが、
水を盗まれた場面あたりからは別撮りだと思われます。



最後に紹介するのが、このSL内でのシーンです。
といっても、撮影日としては前述した2か所よりも早い10月末でした。
なお、このSL内の撮影は計2日間か3日間あったようなのですが、全日参加できた人たちが優先的に顔に黒い粉を塗られ、キャストさんたちの近くに座っていました。
これは、シーンの整合性をとるために同じ顔触れにする必要があったからです。

私が参加したのは確か最終日でした。
「トンネルに入る際に窓を閉め忘れて炭だらけになり、笑いが起きるシーン」

朝に集合しまして、衣装のセットアップや説明などを受けました。
休憩時間中のトイレでは、お父さん役の小日向文世さんとご一緒に。。
ビックリして「お疲れ様です」の一言も言えませんでした(;´・ω・)

10時頃?に山陽新幹線の通る新山口駅からSL「やまぐち」号に乗車!!


この日中の撮影では前半のほとんどの時間、カメラの入っている車両とは別の車両から
観光客気分で他のエキストラさんと雑談しながら外を眺めているだけでした。
途中、大きなカメラを構えた人が外に居たので、それも映画スタッフだったのかもしれません。
そして後半で参加した時には、
「トンネルから出た直後に顔を見合わせながら笑うシーン」
を撮影しました。

日中の撮影後は終点の津和野駅にて下車後、ロケバス内でお昼のロケ弁を頂きました。
写っているSLが実際に乗車していたもの。


そして昼弁を頂いた後はそのままロケバスで朝の集合場所へ戻り、
また夕方から「走らないSL」に乗車しました。
というのも、前述した「トンネル内」の撮影を再現するため、
暗くかつ機械的な設備が必要だったのです。

「トンネル内」の撮影は本当に楽しかったですよ!
あのシーンの電車は実際は走っておらず、駅内に停車したSL内で撮影されました。
外には黒のカーテンが置かれてトンネル内の雰囲気を作り出していました。
そして煙が充満するシーンでは、カメラが回る直前まで機械から煙を発生させ、
それをファンで車内に充満させていました。

すると、ここで一つ問題が発生したんです。
狭い車内故に
「煙を本番直前まで送り込もうとすると、ファン係のスタッフさんがどうしても見切れてしまう!」
ここで臨機応変な対応が披露されました。
なんとファン係のスタッフさんも避難民になってしまおうというものでした。
ずっとファンを持って通路に居たスタッフさんは、本番直前に最寄りの席に着席!
ファンも足元に隠し、一緒に笑い合うという演技を見後にこなされていました!!


そして20:30頃に撮影終了後、控室に戻り夕食のロケ弁!
2度もごちそうさまでした♪

計3か所での撮影は本当に楽しすぎました。
一番観てみたかったのが撮影の裏側、スタッフさんの動きなどだったので、
それらを堪能することができ本当に良い経験になりました!

ちなみに、撮影後には監督の名前と電球が印刷された記念のエコバッグを頂きました。
また更なるトリビアですが、現場で使われていた台本の表紙には、
そのうち点くでしょう」という暫定的な題名が印字されていました。

この映画はもちろん映画館へ観に行きましたよ♪
小学生グループからおばちゃんグループまで、時折笑い声も起きる楽しい劇場内でした。
矢口史靖監督はじめスタッフ、キャストの皆さん、本当にありがとうございました!
そしてお疲れ様でした!!

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